光へ－ classical & crossover － – 安倍なつみ (2014)

安倍なつみ: Album
Release Date: 2014.10.22
安倍なつみ｜日本コロムビア

光へ－ classical & crossover －
Album Review

「光へ」は、地球規模の壮大な「ふるさと」

たまにM-line clubの合同イベントがあって今年も春にM-line発足5周年イベがあったり、年末には娘。OG LIVEなんかも予定されてるけど、なっちだけはいつも参加しないのよね。しないというかさせてもらえない？他のOGとなかなか絡む機会がないの。やっぱ別格扱いなんでしょうねUFA的に。(小春ちゃんがOGイベに参加しないのも同じ理由なの☆カナｗ)

そんななっちを象徴するかのようなアルバムが発売されることに。それがミュージカルやライト・クラシックの名曲をなっちが歌うという話題のクラシカル・アルバム「光へ− classical ＆ crossover −」。情報解禁時はなっち関連のニュースでは久々に盛り上がったわよね〜！ほんの2ヶ月前にソロ活動10周年記念セルフカバーアルバムを発売したばかりだけど、アレは今回のアルバムを盛り上げるための前哨戦だったのかしらね。ドリムス終幕以降はしばらくリリースもなかったからちょっとセルフカバーで市場を暖めとこ、みたいな。ちなみに前作はUF自社レーベルだったけど今作は日本コロムビアからのリリース。

舞台やミュージカルの経験が活かされたこれまでのJ-POPアルバムとは一線を画す内容で、もう同一人物が歌ってるとは思えないくらいの異次元空間。なっちの作品としても別格だわ。ポップス寄りな曲もあるにせよ基本はミュージカルのスタンダード曲が中心。

そういった楽曲群の中で唯一オリジナル新曲「光へ」も収録されてて、これがもう希望に満ち溢れてるというか、溢れ返りすぎてて好きすぎてバカみたいな美しい楽曲。

モーニング娘。の曲になっちがソロパートを独占した「ふるさと」という母の元へ帰る娘の気持ちを歌った曲があるけど、この「光へ」も心がどこかへ帰っていくようなの。男も女もそうでない人も全ての生命が戻るべき母なる地球へ優しく誘ってくれるような、言うなればこれは地球規模の壮大な「ふるさと」なんだわ、きっと。