セカンドモーニング
Album Review
モーニング娘。史に燦然と輝く永遠のマスターピースのオリジナル2nd
前年下半期のオリコン1位獲得〜レコ大最優秀新人賞受賞など快進撃の日々と、明日香卒業以降の下降線の日々という激動の1年の集大成であるモーニング娘。2ndアルバム「セカンド モーニング」は、シングル4作を含む全12曲収録。明日香卒業曲「Never Forget」を入れてくるあたり、まだ明日香への未練が残ってるのがバレバレねw。いや、まだ当時は中澤姐さんの「モーニング娘。は永遠に8人です」って言葉も余韻として残っていたし、7人だけど気持ちは8人で作りました的なところかしら?
下降線ではあったけど本作は良曲佳曲が満載。明日香卒業以前の陰性ダンスビート路線をさらに進化させた(ラップ含めて)「NIGHT OF TOKYO CITY」、ジャズアレンジの「好きで×5」(”すきでかけるファイブ”と読みます)、「ふるさと」発売時のもうひとつのシングル候補としてあった切ないアイドルソング「せんこう花火」(どちらにしろなっちソロってのは決まってたのねw)、タンポポに抜擢されずにイマイチ目立ってなかった圭ちゃんと市井ちゃんがメインの「乙女の心理学」、脱力系青春謳歌ソング「ダディドゥデドダディ!」etc、もう捨て曲ナシの大名盤!しかもメンバーの歌も全員が安定してるからコーラスワークも完璧なの。もうツッコミどころが見当たらないくらいの完成度!
この明日香卒業〜ごっちん加入までの7人体制は、イメージ的には正統派アイドル然とした清純性を打ち出してて、それ以降のダンス路線から振り返ると貴重な時期よね。金髪や音痴や子供を加入させた以上はもうこの清純性を打ち出すのは困難だし、でもあのままの7人だったらそれはそれで早いうちに娘。は終焉を迎えてた気もする。ラブマ以降を否定する気は決してないけど、もう二度と戻れないからこそ光る刹那的な魅力が本作の評価をさらに高いものにしてそう。今後もずっと続く娘。史において、いつまでも燦然と輝く永遠のマスターピースであり続けるはずよ。
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- 傑作
- 名作
- 神作
CD
- 初回生産限定盤:三方背BOX仕様/トレーディングブックレット1種 (全7種)
- NIGHT OF TOKYO CITY
- 真夏の光線 (Vacation Mix)
- Memory 青春の光
- 好きで×5
- ふるさと
- 抱いて HOLD ON ME! (N.Y. Mix)
- パパに似ている彼
- せんこう花火
- 恋の始発列車 (Album Version)
- 乙女の心理学
- Never Forget (Large Vocal Mix)
- ダディドゥデドダティ!