愛あらば IT’S ALL RIGHT

モーニング娘。: 21st Single【1期：安倍なつみ】
Release Date: 2004.01.21
Produced by つんく♂
Oricon Weekly: #2
Performed by:

愛あらば IT’S ALL RIGHT
Song Review

モーニング娘。「なっちあらば IT’S ALL RIGHT」から卒業

愛あらば IT’S ALL RIGHT
作詞：つんく♂　作曲：つんく♂　編曲：小西貴雄
コレオグラファー：YOSHIKO

2004年。年明けすぐにお正月ハロコンにて辻・加護ちゃんが夏ハロコンで娘。卒業～２人でユニットを結成するという衝撃発表が！なっち卒業ムードが湧き上がってきたところへこの水をさすようなヤリ方には少々戸惑いを覚えたけども、そんな中でリリースされたのが通算21枚目、安倍なつみ卒業記念シングル「愛あらば IT’S ALL RIGHT」よ！なんだか愛ちゃんヲタが勘違いしそうなタイトルねｗ。

前年にリリースされた曲がさくら・おとめ含めてどれもが期待値以上の出来栄えだったから（ひょっこり除くｗ）、このなっち卒業シングルもさぞかし力を入れてくるだろうと期待も膨らむ一方だったんだけど、フタを開けてみるとあらビックリ！とんだ凡曲と相成りましたｗ。でっかい宇宙になんちゃら系のつんく♂ちゃん愛の説教ソングが炸裂よ！お子様にも理解できそうな歌詞なので小学校のお遊戯会臭が強烈。辻・加護ちゃん卒業ソングならアリな気もするけど。

ただＢメロの「時代はそれぞれいっぱい頑張ってきたよね」という人類の歴史を讃えるかのようななっちソロパートは、メンバーを変えながらもその時にしか出せないカラーを魅せ続けてきたモーニング娘。の歴史にも通じるところがありそうね。デビュー時からずっと娘。の象徴的存在として君臨し続けてきたなっち。どんなにメンバーが変わろうが「なっちあらば IT’S ALL RIGHT」的なところがあったから、ここはなっちがモーニング娘。を卒業するのではなく、モーニング娘。が「なっちあらば～」を卒業する、と表現する方が正しいのかもしれないわね。

カップリング「出来る女」はどう聴いてもQUEENが元ネタの珍曲。