愛の第6感
Album Review
身近な恋愛をテーマにした楽曲が並ぶオリジナル6th
前作から約1年8ヶ月ぶりオリジナル6th「愛の第6感」は、6期にとって初オリジナルアルバム。収録曲はシングル「浪漫 〜MY DEAR BOY〜」「女子かしまし物語」「涙が止まらない放課後」の3曲+ミュージカル「HELP!! 熱っちぃ地球を冷ますんだっ。」用に書き下ろされた「HELP!!」「SHIP TO THE FUTURE」の2曲を含む全12曲。ミュージカル用の曲はいつもならオリジナルキャスト盤が出るんだけど、たいして売れないからなのかw今回は本作にボーナストラック的に収録。かしまし第2弾「女子かしまし物語2」もボーナス的ね。
本作は、前2作のような派手な作風ではないので発売当時はずいぶん異色な雰囲気を醸し出していたわ。こじんまりとした印象でなんかヘンなの。それまでの感覚で臨むととちょっと違和感を覚えるというか。だいたい史上最も物議を醸したシングル「涙が止まらない放課後」から幕を開けるというところからしてヘンよねw。いつもだったら「浪漫 〜MY DEAR BOY〜」のようなテーマも大きいアッパーソングからカッ飛ばしていくと思うんだけど、本作は小さな恋模様を描いた曲からスタート。
2曲目「すき焼き」も家族に彼氏を紹介するという恋愛物語だし、3曲目「春の歌」も大人の女性の恋心が描かれてるわ。4thも5thも大きいテーマの曲が多かったけど、この6thはもっと身近にある恋愛を描いた曲が中心。違和感はそこら辺から来てるようね。つまり本作は、アタシの第6感によればw、小さな恋模様を歌った「涙が止まらない放課後」の異色性をそのままアルバムにまで発展させているわけ。別に全部がこんこんメインってわけじゃなくてw、アルバム全体的にテーマが身近でいつものように大袈裟じゃないのよね(ミュージカル関連の曲は大いに大袈裟)。派手さはないけど「独占欲」「レモン色とミルクティ」など地味に良曲が揃ってるわ。「声」でのガキさんのフィーチャーされ具合も嬉しかった!
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- 傑作
- 名作
- 神作
CD
- 初回生産限定盤:スペシャルパッケージ仕様/フォトカード1種封入
- 涙が止まらない放課後
- すき焼き
- 春の歌飯田・矢口・石川・吉澤
- 女子かしまし物語
- 直感 ~時として恋は~
- 独占欲
- レモン色とミルクティ高橋・紺野・小川・新垣・藤本・亀井・道重・田中
- 浪漫 ~MY DEAR BOY~
- 声
- HELP!!
- SHIP! TO THE FUTURE
- 女子かしまし物語2