- モーニング娘。’23: Compilation Album【17期メンバー加入 (1曲のみ参加)】
- Release Date: 2023.08.30
- Oricon Weekly: #2 / Billboard Japan: #2
- Performed by:
- OG:
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updated 23 Ver.’s |
23 Ver.’s
New Generation【17期メンバー】 |
井上春華 |
弓桁朱琴
モーニング娘。ベストセレクション ~The 25周年~
Album Review
すわっ!モーニング娘。25周年記念ベストで悪夢のUpdated祭り再び・・・?
2023年はモーニング娘。のデビューから25周年の記念イヤーなのに上半期は新曲の発表はナシ、春ツアーも既存曲のみのセトリと話題性は皆無で、ツアー千秋楽である6.26の日本武道館公演でようやく新曲「HEAVY GATE」を初披露し、合わせて25周年記念ベストの発売も告知。この上半期の最後の最後で話題提供となった背景にはアンジュルム:おタケの卒業を盛り上げるために「モーニング娘。はあえて影を潜めていた」説が有力ぽいわ。
となれば下半期はおフクの卒業へ向けて様々な企画を仕掛けてくる予感で、そんな皮切りと位置付けられそうなのがこの2CDベスト「モーニング娘。ベストセレクション ~The 25周年~」。既にYouTubeで公開済みの今作リード曲「HEAVY GATE」のサムネはおフクだし、今後も卒業へ向けて様々な25周年企画と見せかけた「おフク卒業企画」が目白押しなはず。最後の「フクムラ・ダッシュ」、既に始まってるから乗り遅れないで!
最後の「フクムラ・ダッシュ」、ヲタもアンチも残らず追っかけちゃえ♡
さてこの25周年記念ベスト、2CD各13曲・全26曲収録の内訳はこんな感じ。
① 新曲3曲(内1曲はメンバー選抜曲 → 生石小野羽)
② 直近の70th〜72ndシングル3作の7曲(全てオリジナル音源)
③ つんく♂選曲による過去曲リメイク16曲 (内2曲はメンバー選抜曲 → 牧横北と岡山櫻)
さあ、選抜メンバーをよく見てね。ここにおフク卒業企画の大ヒントが隠されてそうなの。
どういうことかっちゅーと、メンバー選抜曲が計3曲あるわけじゃない? (17期除く)メンバー全員がどこかに参加するわけじゃない? でもおフクだけどこにも選抜されてないっていう。この帳尻合わせはどこかで必ず来るはずだし、勘の鋭いヲタなら「次の73rdシングルにおフクソロ曲が存在する」と予想するだろうし、なんならアタシはそのソロ曲のバックダンサーを17期2人が務めるのではないかと、そこまで予想してみるわん♡
「③ つんく♂選曲による過去曲リメイク16曲」は全て現メンでリ・レコーディング
つんく♂のライナーによればリメイク16曲はメンバー歌唱パートの全てが現メンバーでリ・レコーディングされてるとのこと(ハモリパートやコーラスパートの一部は除く)。
現メンで最も古株である9期が2011年に加入する前の楽曲、すなわち1998〜2010年の間に発表された楽曲は当然全てのパートが差し替えられてるわけだけど、2011年以降の楽曲ではオリジナル発表当時に在籍してて今もなお しぶとく 健在のメンバーのパートまでもが現在の歌唱に差し替えられてるっぽい。歌唱に関しては全てがトゥー・スリー仕様のようね。
選曲に関しては初期から最近の楽曲まで幅広く選ばれており、曲目を眺めていると近年よくお呼びがかかるロックフェスで披露されてる曲が多い気がするんだけど、もしかしたら今作はフェス経由でモーニング娘。に辿り着いた人向けな部分もありそう。
つまり近年でもたびたび披露される楽曲であるということはパート割のネタバレは既に済んでるわけだけど、なにやら若干のパート割の変更があるらしいの。なのでまだネタバレされていない(されてたっけ?)2番のパート割も含めて、そこらへん注目☆カナ。
オケはほとんどの楽曲がオリジナル音源を元にリメイクされてるので2013年の「The Best! ~Updated モーニング娘。~」の悪夢はなんとか回避よ。ココほんと重要!!
モーニング娘。ベストセレクション ~The 25周年~
New Songs
まずはDisc1に収録の新曲3曲から!
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Disc1-① HEAVY GATE
- 作詞:つんく♂ 作曲:つんく♂ 編曲:大久保薫
- コレオグラファー:YOSHIKO
ツー・スリー春ツアー千秋楽の武道館公演で初披露された8ヶ月ぶりの新曲:其の壱。17期はまだ不参加なので9〜16期までの12人体制による唯一の楽曲ってことになりそう。
初見では「ひっどい糞曲w」だったのに、後にMVが公開されて改めて鑑賞しているとジワジワとつんく♂マジックが効いてきてついには「むすーめ。最高♡♡♡」って叫びたくなる現娘。ならではの超カッコイイダンストラック。低予算MVだっても再生が止まらなくなるの!
【つんく♂マジック】つんく♂楽曲による自己の覚醒体験のこと。「楽しみにしてた新曲が公開されたはいいけど、これが糞曲すぎて拒絶反応しかなくてもうヲタ卒するくらいの勢いなのに、しばらく我慢して再生していると、あら?ちょっと待って? そこまで悪くなくない? いやけっこう良くない? え? 実はすごい名曲なんじゃない? え? ヤバい! 超イイ! むすーめ。最高♡♡♡」のような意識の変化が特徴。
現娘。ならではとはいえ、アタシ的にはりほりほがセンターを張ってた2013〜14年くらいの頃の感触で、その時代のシングルのいくつかのカップリング曲のエッセンスを1曲に落とし込んだかのようなイメージ。要は10年ほど前に良く似た曲がありましたよってことなんだけど、でも当時とメンバーが変わってるから一概に焼き直しともならないのがモーニング娘。のスゴいところであって、つんく♂のズルいところだわ。
にしてもせっかくのベスト盤だし、一般人にも注目してもらえる良い機会でもあるのに、新規ヲタを囲い込む気なんてさらさらなさそうな完全ヲタ向け曲をこの25周年記念に提供してくるこの「潔さ」はナニ? ずっと追いかけてきた娘。ヲタへのつんく♂からのご褒美なら嬉しいけども、娘。コンっていつから一見さんお断りの料亭とか会員制のクラブみたいに入りづらくなったの? そういうお店の扉って重いでしょ。それで「HEAVY GATE」なの?w
漸く卒業!重い扉をこじ開けんとする卒業目前のおフクに注目!
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Disc1-② なんざんしょ そうざんしょ
- 作詞:つんく♂ 作曲:つんく♂ 編曲:大久保薫
先日のリリイベ@池袋サンシャインで17期メンバー:井上はるさん・弓桁ゲッターを含めた14人体制で初披露された新曲:其の弍は’00年代のハロプロっぽさが漂う可愛い系ユーロビートで、カントリー娘。に石川梨華 (モーニング娘。)や、近年ではスマイレージなんかで聴けたあの系統、タイトルもかつてのつんく♂っぽいノリでイイ!・・・のに、
「LOVEマシーン」当時の中澤姐さんや石黒彩っぺと同年代のお局メンがうじゃうじゃいる現娘。でこの可愛い系はさすがにキツくない?w 1人2人ならまだしも約半数がお局状態なのに歌詞がどう聴いてもU-22仕様だなんてなんざんしょ ちゃうざんしょって話。
そこでそういったクレーマー気質なヲタを黙らせるために、デビューシングル発売前にも関わらず17期メンバーを投入していち早く新体制をお披露目したってことなら大正解ね。1番にははるさん、2番にはゲッターのソロ有で、お局はそっちのけで17期の初パフォーマンスに目が奪われてしまい、早くも数年後のモーニング娘。の妄想が止まらなくなるの。
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Disc1-⑬ 悲しくなるようなRainy day
- Performed by 生田衣梨奈・石田亜佑美・小田さくら・野中美希・羽賀朱音
- 作詞:つんく♂ 作曲:つんく♂ 編曲:平田祥一郎
ライブではまだお披露目前の新曲:其の参は選別メンバーによる楽曲。
サウンドは落ち着いてるけど歌詞の女子はメソメソイライラちっとも落ち着いてないという、モーニング娘。に限らずつんく♂プロデュース曲には昔から存在するあの感じ。
誰とは書かないけど、あるメンバー数人のソロになると途端に違和感が湧いてきて、聴いてる方も落ち着かないし、時に笑っちゃう。特にアンタオモロすぎ・・・あ、書いちゃったw
このようにモーニング娘。の愉快な部分て、意外なとこに潜んでたりします♡
モーニング娘。ベストセレクション ~The 25周年~
updated 23 Ver.’s
「そうだ! We’re ALIVE (updated 23 Ver.)」は完全新規音源!
今作のリメイク楽曲16曲は大きく分けて「updated 23 Ver.」と「23 Ver.」の2パターンが存在し、「LOVEマシーン」「恋愛レボリューション21」「そうだ! We’re ALIVE」の3曲が「updated 23 Ver.」。これは2013年発表のリメイクアルバム「The Best! ~Updated モーニング娘。~」収録バージョンを元に再updatedされた音源よ。ええ、updated版非推奨なアタシにとってはちっとも嬉しくないってやつ。
ただし「そうだ!〜」は今作のためにオケからリ・レコーディングされた完全新規音源よ。10年前のupdated版のアレンジャーは平ショーさんだったのに対しここでは大久保さんで(ってまたアンタかいw)、オリジナルのダンス☆マン版に幾分戻してるというか、ファンキー風味が微かに匂うというか、updated版で10歩進んだならこの「updated 23 Ver.」はそこから2歩戻ったくらいの感覚。だからってこれも推奨する気はやはりない・・・のに、
らいりーのイメージが定着したウィアラ’23はなんか捨てがたいのよん♡
モーニング娘。ベストセレクション ~The 25周年~
23 Ver.’s
タンポポとプッチモニのデビュー曲が復活♡
updated表記がない「23 Ver.」のオケはオリジナル音源を元にリミックスとかエディットされてる感じ。ヘタにupdatedされるくらいならオリジナル音源を使ってくれた方がマシだものね。細かいことはつんく♂のライナーを読んでいただくとして、ここでは下記2曲を取り上げてみたいわ。
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Disc-⑥ ラストキッス
- Performed by 牧野真莉愛・横山玲奈・北川莉央
- 作詞:つんく♂ 作曲:つんく♂ 編曲:小西貴雄
既に’23夏ツアー(春ツアーのアンコール公演)で披露済み、マリア・横やん・おんちゃんによる1998年のタンポポのデビュー曲の「23 Ver.」。今作のリメイク楽曲で最も古い楽曲ね。で、もしや?と思って調べてみたら、やっぱり1998年って3人誰もまだ生まれてないw
このタンポポ’23は特に「誰=誰役」と決めるのではなく、3人のパート割の比率やバランスはオリジナルとは違う構成。例えばオリジナルではかおりんがサビのメインパートを独占なところを、ここでは3人にほぼ均等に割り振られてるわね。
そんで特に初期タンポポとなればやはりその美しい「ハモリパート」なしには語れなくて、この「’23 Ver」ではハモリまでしっかりと再現されてるのが嬉しいわ。オリジナルのハモリはヤグチの独壇場だけど、ここでは3人ともどこかしらハモリがあって、その子なりの表現があっていいんだけど、アタシは初期タンポポのイメージに近いおんちゃんを評価したいの!
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Disc-⑦ ちょこっとLOVE
- Performed by 岡村ほまれ・山﨑愛生・櫻井梨央
- 作詞:つんく♂ 作曲:つんく♂ 編曲:松原憲
さあ今作の最重要曲がやってまいりました♡ こちらも既に’23夏ツアーで披露済みのほまれ・メイ・らいりーによるプッチモニ1999年のデビュー曲の「23 Ver.」で、当然3人とも当時は生まれてない。現娘。のほとんどがあのラブマバブル時代を知らないとか・・・。
で、このプッチモニ’23のまずなにが素晴らしいかって、アタシの現娘。1推し・2推し・3推しが揃ってるのよココ♡ ええOne・Two・Threeって話なんだけど、ビジュアルだけはアッという間に垢抜けたらいりー、見てくれだけはほまメイと並んでも遜色ないわ。
そんでこちらもタンポポ同様「誰=誰役」とは決まっておらず、パート割は新たに再構築。らいりーの棒読み歌唱は当時デビューしたてのごっちんを彷彿させてノスタルジーを刺激してくるし、市井ちゃんパートからケメコパートまで自分の世界に染め上げるメイの力量には感服だし、ごっちんパート「ですぞ〜」のほまれの解釈には胸の高まりが抑えられないわ。もう現役でプッチモニを選抜するならこの3人以外ありえないってレベル♡
ごっちんは「ですぞぉ→→→」、ほまれは「ですぞぉ♡♡♡」なイメージ
New Generation
17期メンバー
「モーニング娘。25周年記念オーディション」で選ばれた第17期メンバーは一般枠からの採用の2名のみで、研修生からの昇格はナシ。あ〜んもう13期・15期・16期・17期で構成されるモーニング娘。が存在する世界へ今すぐスッとんで行きたいわって気分♡
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井上 春華(Haruka Inoue)
- From 京都府
- Birthday 2006.05.06
- Color ミントグリーン
高校2年生。ニックネームは「はるさん」に決定。
合格発表でおフクを前にした時の睨みつけるような目つきが印象的で、素直な子じゃなさそうというか、なんでもネガティブに捉えそうというか、幼少期のトラウマを引きずってそうというか、これまでの人生で感情を抑えて育ってきたみたいなところがありそうな「負のオーラ全開」でw、そこだけ切り取るとちっとも好印象じゃないんだけど・・・
ただし!ひとたび歌い出せばその印象は全く変わるわ。声質だけはモノホンのアイドル仕様で超超超可愛い声で、しかもかなり歌える子。まだネコ被ってそうではあるけど自信をつければかなりの戦力になりそうな気配だし、そのままでもつんく♂曲によくある「拗ねた女子」系の曲にはすぐにハマりそう。年齢的にグズグズしてるとあっという間に旬を過ぎちゃうから、はるさんには叱らないで褒めまくってその才能を早急に開花させましょ♡
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弓桁 朱琴(Ako Yumigeta)
- From 静岡県
- Birthday 2008.07.08
- Color ピュアレッド
中学3年生。ニックネームは「ゲッター」に決定。
合格を告げられた時の印象は、泣かないし、元気で明るそうだし、ハキハキ喋るし、教育がしっかり行き届いてそうな育ちの良さを感じさせるところは好印象だけど、今のハロメンにはいくらでもいそうなタイプだし、歌えるとか踊れるとかスキル面も「並」なので、可愛いっちゃ可愛いけどこの子ならではの特別感みたいなものは結局何も感じられず・・・。
ただパッと見が加入当時の梨華ちゃんぽい雰囲気を感じたのね。まだ中学生だしいくらでも垢抜ける余地はあるし、しばらくは最年少キャラで伸び伸びやらせる感じかしら。このタイプは放っておいても一定のヲタは付くでしょうけど、でも今のハロプロ、特にモーニング娘。は可愛いだけでは推されないし、当面の間ゲッターには若さと高いコミュ力を活かしてお局メンをやんわりと毛散らかしてくれるのを期待してみるわ。やんわりと、ねw
つんく♂本人による解説もチェックしてね!
初回生産限定盤
【2CD+Blu-ray】
通常盤
【2CD】- 初回生産限定盤:豪華LPサイズWジャケット仕様+LPサイズ16Pブックレット+12P歌詞ブックレット+LPサイズ見開キポスター封入
通常盤:W紙ジャケ仕様+32Pブックレット封入
Disc 1 – CD
- HEAVY GATE
- なんざんしょ そうざんしょ
- Swing Swing Paradise
- Happy birthday to Me!
- Chu Chu Chu 僕らの未来
- 大・人生 Never Been Better!
- Teenage Solution
- よしよししてほしいの
- ビートの惑星
- One・Two・Three (23 Ver.)
- わがまま 気のまま 愛のジョーク (23 Ver.)
- What is Love? (23 Ver.)
- 悲しくなるようなRainy day
生田衣梨奈・石田亜佑美・小田さくら・野中美希・羽賀朱音
Disc 2 – CD
- LOVEマシーン (updated 23 Ver.)
- 恋愛レボリューション21 (updated 23 Ver.)
- そうだ! We’re ALIVE (updated 23 Ver.)
- ハッピーサマーウェディング (23 Ver.)
- ザ☆ピ~ス! (23 Ver.)
- ラストキッス (23 Ver.) 牧野真莉愛・横山玲奈・北川莉央
- ちょこっとLOVE (23 Ver.) 岡村ほまれ・山﨑愛生・櫻井梨央
- 青春Night (23 Ver.)
- ジェラシー ジェラシー (23 Ver.)
- 気まぐれプリンセス (23 Ver.)
- みかん (23 Ver.)
- 浪漫 ~MY DEAR BOY~ (23 Ver.)
- ここにいるぜぇ! (23 Ver.)
Disc 3 – Blu-ray 初回生産限定盤
rockin’on presents. COUNTDOWN JAPAN 22/23 2022.12.29 at EARTH STAGE
- OPENING
- HOW DO YOU LIKE JAPAN? ~日本はどんな感じでっか?~
- Happy birthday to Me!
- MC
- まじですかスカ!
- ピョコピョコ ウルトラ
- Help me!! (updated)
- 青春小僧が泣いている
- BRAND NEW MORNING
- KOKORO&KARADA
- そうだ!We’re ALIVE (updated)
- 泡沫サタデーナイト!
- ドッカ~ン カプリッチオ
- MC
- LOVEマシーン (updated)
- 特典映像:バックステージ映像